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トップページ > お茶のできるまで【製造編】 |
普段何気なく飲んでいるお茶ですが、 このお茶ができるまでには 茶木の栽培から茶葉の加工まで、 たくさんの時間と手間、愛情をかけて 作られています。 |
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1.送風・加湿 |
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摘みとった生葉はすぐに工場へ運び、コンテナで保管します。
茶の生葉は、殺青(蒸すこと) されるまでは変化します。
なので摘み取った生葉を放置すると、ただちに発酵が始まり、
熱をもってしまうのです。
コンテナは生葉の品質劣化防止・鮮度維持のために、
湿度・温度をコントロールし、水分の保持と呼吸熱の低下を
抑えてくれます。
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2.蒸熱(じょうねつ) |
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摘み取ったばかりのお茶は水分も
たっぷり含んでおり、そのままでは葉の中にある
酵素(ポリフェノールオキシダーゼなど)の
働きにより緑色が失われてしまいます。
生葉を約100度の蒸気の中をまんべんなく通して
(約30〜90秒)酵素を失活させ、すぐに風を送って
冷却し緑色を保ちます。 |
3.葉打ち |
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蒸された葉は葉打ち機に入れられ水分が切られます。 葉打ち機の中には鍬の刃のような手(もみ手)とフォーク状の手(さらい手)が
いくつも回転していてこれで茶葉をさばきながら90度ほどの熱風をあてて
水分を取ります。葉の状態を見ながらおよそ15分ほど処理します。 |
4.粗揉(そじゅう) |
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粗揉機で熱風を送りながら揉みます。 茶葉に含まれている水分を揉みながら熱風を送ってとる工程です。 葉打ち機と違って葉をもむ方にも重点が置かれています。
水分が40%程度になるまで乾燥されます。葉の状態を見ながらおよそ30分ほど かかります。 |
5.揉棯(じゅうねん) |
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揉捻機で、粗揉機で乾燥が不均一になった茶葉に 圧力を加え、 全体の水分量を均一にします。揉捻機の台の上には渦巻きのような形をした 金属製の棒が埋め込まれており、この上を桶のような形の「もみ桶」が ぐるぐると回転します。茶の葉はもみ桶の中に入り、その上に円錐形のふたが 乗って押さえられます。このようにしてもまれることにより葉の中の水分は外に
にじみ出し、均一になります。20分ほどかけます。 |
6.中揉(ちゅうじゅう) |
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ドラム型回転機の中で熱風をあててさらに水分をとばします。 この装置の中にもやはり「もみ手」が付いており、茶葉を軽く圧することで
葉の中の水分を取り出します(約20分)。
ここまでの作業で生葉の重量は25%くらいになっています。 |
6.精揉(せいじゅう) |
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精揉機は茶の形を作るための装置で、 ギザギザの溝の 付いた弧状になった盤(揉盤という)の上を、平べったいふたのような盤が 前後に動き、茶葉はこの間をすりつけられるようにして細い針状に形が
整えられます。揉盤は釜になっていて約90度に加熱されています。約30分。 |
7.乾燥 |
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乾燥機は、水分を5%程度まで乾燥させます。
ここで、水分をとり長期保存に耐えるようにします。約60分。 |
8.荒茶 |
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製品が均一になるように十分混ぜ合わせます。 ここまでの工程で 出来たお茶のことを「荒茶」と呼びます。この後、選別や仕上げを行い、
いろんなお茶になっていきます。
ここまでの工程で生葉100キロ分は23キロになってしまいます。 |
9.選別 |
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機械は色彩選別機。荒茶は形状・大きさが
まちまちであるため、ふるい分け・切断をして
形を整えます。
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10.仕上げ |
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仕上げはマイクロ波遠赤外線火入れ機で。マイクロ波で 内部から水分を抜き取り、
遠赤外線で火入れにより高級感の香りとまろやかな味をだします。 |
12.異物除去 |
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お茶の中に異物がないかを、人の目と機械でチェックします。 |
13.包装 |
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仕上がった茶を計量して袋・缶などに詰めます。
当店では、密閉性の高いアルミ製の袋に入れ、真空状態にし窒素ガスを
充填して、お茶の変質を防ぎ、お茶の酸化防止保存をおこなっております。
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たくさんの賞も いただきました! |
■日本農業パイオニア賞(H7) ■農林水産大臣賞(H7・13) ■最優秀農家賞(H7) ■全国環境保全型農業優秀賞(H10) |
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